『経済は世界史から学べ!』を温める③
どうも、温故知新ブログです。
今回で最後となります。『経済は世界史から学べ!』の第4章から第5章です。
年金・健康保険
公共事業と古代国家
まず年金・健康保険についてです。政府が国民から保険料を徴収する公的年金や健康保険が確立したのは、19世紀末にドイツ帝国を樹立したビスマルクです。労働者階級の貧困と将来への不安が労働運動激化や社会不安増大を招いていると見抜き、最低限の生活を保障することでsh期秩序の維持を図りました。これは日本においても同様で、安保闘争が激化した1960年代に国民皆保険が実行され、自己負担額3割で医療を受けられるようになりました。これが自民党の長期政権と、安定した経済成長を支えたそうです。
この国民皆保険にアメリカからプレッシャーをかけられているとのことで気になっていたテーマでドンピシャだった点で印象に残りました笑この国民皆保険をなくすと起こることは歴史が示唆してくれていますね。
次に公共事業と古代国家です。公共事業は富の再配分が目的ですが、古代ローマ帝国や歴代中華帝国では政治家や官僚が人気とりや私腹を肥やすための公共事業を行い、国力を衰退させました。
経済学では財政政策として政府が行う公共事業として学習しますが、こうした背景や新たな視点で知識に色がつく感じがしました。(感覚的)
最後に日本国債とギリシア国債についてです。ギリシア国債は外国人が買っている一方で日本国債は95%の買い手が日本人。つまり「日本の1000兆円の借金は国民一人当たり○○円の借金」という表現は適切ではなく「日本の…中略…○○円の債権」が正しい表現としていました。
私も借金が多いことしか把握していなかったので、詳細やそれに基づいて適切に悩む必要があるなと反省しました笑
あまり多くを書くと本書の要約になってしまうのではと思ったので、コンパクトにまとめました。書くのも楽なのでこのまま流されようと思います笑
以上です!